チャイルドシート

チャイルドシート(和製英語:child seat)とは、シートベルトを正しく着用する事ができない子供を自動車に乗車させる際、安全を確保するため身体を座席に固定する装置。英語では一般に Child car seat、Child safety seat などと呼ばれ、乳児用のものはInfant seat、学童用のものはBooster seatと区別されることもある。

最新育児情報

種類

対象者の体格に合わせて次のような種類がある(実際の製品は、必ずしもこの種類に添って作られているわけではない)。2005年現在、乳児用と幼児用を兼用するタイプが増加しつつある。

乳児用
主に首が据わっていない乳児(10kg未満、0〜12ヶ月程度)に用いられるもの。ベビーシートと言い換えることも多い。横向きまたは後向きの姿勢で使用。前向きのシートは、衝突時に乳児の柔らかい身体に強い衝撃がかかるため、禁物である。また、後ろ向きで助手席に装着する場合、エアバッグが作動した時に、子供がチャイルドシートごと弾き飛ばされ、命にかかわるような重大な傷害に至る恐れがあることから、必ず後部座席に取り付けるようにしなければならない。車種によっては、助手席エアバッグの展開を停止するスイッチが装備されているものや、純正チャイルドシート取り付けるとICセンサーによって助手席エアバッグが自動停止するものもある。この場合は車の取扱説明書をよく読み正しく操作し、子供を乗せる時には必ず助手席エアバッグの停止状態を確認することが必要である。
後向きに固定したチャイルドシート
座席の形状と装着する空間の関係上、横向きは平面のベッド型、後向きは斜め45度の抱っこ型となる。横向きか後向きの一方を推奨するチャイルドシート会社が他方の欠点を指摘しあっている。つまり、後向きシートでは追突事故の際に乳児の頭が強く揺さぶられ且つ頭の重量で気道を圧迫するとの主張がある一方で、前面衝突ではその衝撃を背中全体で受け止めることが出来、且つ抱っこしているのと同じ姿勢であり最も気道を圧迫しないという主張がある。横向きシートは、腹式呼吸を妨げずまた頭の重みによる気道の圧迫がないとする主張があるが、後ろ向きシートとの比較研究の結果差が生じなかったという報告もある。
※米国では原則後向きにすることが義務づけられており、ベッド型のシートは未熟児や低体重児などで呼吸障害を起こす可能性がある場合のみ特殊用途として認められている。これは、後向きの方が前向きに比較して安全であるという見地からである(子供の安全ネットワーク・ジャパンを参照)。
幼児用
首が据わった幼児(9〜18kg、100cm以下)用のもの。底部は高く、頭部までを支える大型の背もたれと、両サイドを支えるサイドサポートがある。前向きに着席させて使用。助手席に装着する場合は、できるだけエアバッグに近づかないよう、助手席シートをスライド中間位置まで調整し、背もたれを起こした状態でチャイルドシートを装着する。
学童用
学童(15〜36kg、135cm以下)用のもの。座高を高くして、学童が自動車備え付けの3点式シートベルトを正しく着用できるようにする。背もたれ付きのものと、座面だけのものがある。6歳以上であれば使用義務は無いが、安全確保のために用いられる。使用する時は、子供の頭が保護されるよう、車のヘッドレストを正しい位置に調整する。助手席で使用する場合は、できるだけエアバッグに近づかないよう、助手席シートをスライド中間位置まで調整して使用する。

その他、ボルボXC60のように自動車の後部座席に学童用シートが内蔵されているものもある。

選び方のポイント

どんなグッズがあるのかな?

使用義務の免除

次の場合は道路交通法の使用義務が免除される(道路交通法施行令26条の3の2第3項)。

日本の法令上は幼児用補助装置と呼ばれているが、規格としてはCRSChildRestraintSystem; 幼児拘束装置)の名称が一般的である。

2000年4月1日に改正された道路交通法(現在の第71条の3第3項)により、運転者が6歳未満(特別養子縁組成立と同様)の幼児を自動車に乗車させる場合に使用が義務付けられている。違反の場合は行政処分の基礎点数が1点付加される。

衝突時の安全確保だけではなく、幼児や学童の場合は車内で暴れるなどして運転の妨げになることがあるので、安全運転のためにも装着が必要である。

チャイルドシートの普及により、それより前から存在していて、名称が統一されていない自転車に取り付ける子供用の座席も、チャイルドシートとも呼ぶようになった。