ベビーカー は乳幼児を乗せて運ぶ手押し車である。イギリス英語では箱型のものを"perambulator"(略して"pram")、椅子型のものを"pushchair"、"baby buggy"(もとは商標だった。)と呼び、アメリカ英語では箱型のものを"baby carriage"、椅子型のものを"stroller"とそれぞれ呼ぶ。
ベビーカーは発祥は1848年頃、ニューヨークで作られた物が最初と見られている。後に、製作者のチャールズ・バートンがイギリスに渡り工場を操業。イギリス王室などから注文を受け、さらに一般に広まったと見られている。当時は木製で、2輪の手押し車であった。
日本最初のベビーカーは、1867年に福沢諭吉がアメリカから持ち帰ったベビーカーとされている。当時は木製であったが次第に改良されスプリングなど振動を防止するものが付けられるなどさまざまな改良が加えられていった。現在は4輪が主流である。
一般的には布張り、籐製で浅いかごなどのものは寝かせて運ぶことを目的としているため乳児、籐製で深いかごもしくは座らせるものは幼児向けである。明治、大正、昭和に至まで複数の子供を1人の乳母が面倒を見ることがあったことから、籐製で深い物は複数の子供を乗せることができる。
最初の折りたたみ式のいす型ベビーカーは、1967年にマクラーレン(MACLAREN)が発売した。日本の市場規模は、売上げベースで約130億円、台数ベースで約70万台(2006年)との推定があるが、規模は年々縮小しており、2007年は2001年比で20%以上の減少となっているという。アップリカ・チルドレンズプロダクツとコンビによる寡占市場であったが、2002年に発売されたマクラーレン製品がヒットしたことを機に、ほかの外国製製品も輸入され始めた状況にある。
日本各地では、社会的弱者に配慮した街づくり(いわゆるバリアフリー化)が進み、公共施設は車椅子やベビーカー(ベビーカーも同様)の利用を前提とするようになってきた。その象徴となっているのが、都市部の鉄道におけるベビーカーまたはベビーカーの利用である。以前は、プラットホームへの上り下りの際の長い階段を始めとしたさまざまな障害のため、車椅子やベビーカーでの鉄道の利用は難しかった。
しかし近年では、社会的弱者への配慮の世論やバリアフリー新法などの法律の制定を受け、エレベーターの設置や、車内における車椅子スペースの設置などが進み、社会的弱者の鉄道の利用が増加してきた。かつては子どもと鉄道で出かける際には、抱えるには重たい子どもをずっと抱いていなければならなかったが、ベビーカーで鉄道が利用しやすくなったことにより、子どもを抱えるという重労働から開放され、子どもと気軽に外出できる環境になってきた。また一部のバス事業者では条件付きでベビーカーを折り畳まずに乗車可能となった事業者も存在する。
なお、バリアフリー新法やハートビル法では、ベビーカーについての明示的記述はない。
公共の場におけるベビーカーの利用をめぐり、その危険性や親のマナーの悪さへの指摘がある。
鉄道の列車内では、ベビーカーの固定装置の設置が少ないため、カーブへの進入や急ブレーキの際にベビーカーが車内を転がってしまう危険性がある。また、乗車する際にドアにベビーカーの車輪が挟まれ電車に引きずられて、親子でケガを負う事故も発生している。また、ラッシュ時の混雑した列車内でのベビーカーの利用は、周囲の乗客に迷惑を及ぼしたり、ベビーカーがドアに挟まれるなどの危険性がある。
| A型ベビーカー |
| SGマークの基準では「新生児期を過ぎたまだ首が座らない乳児から寝かせた姿勢で使用できるもの」とされている。 寝かせた状態になるよう背もたれが限りなくフラットになり、安定性や衝撃を吸収するように作られている。 重量もありタイヤのサイズも大きいものが多かったが、最近はタイヤが小さく、軽量タイプのものもある。 寝かせた赤ちゃんと向き合うように対面式になるものが基本。 |
| B型ベビーカー |
| SGマークの基準では「自身で支えなしに一人座りできる乳幼児(標準として生後7か月以降)を対象としたもの」とされてる。 何より軽くて、コンパクトなのが特徴、7か月から2歳くらいまでと、長期間付き合うベビーカー。 コンパクトさを優先すると安定性が弱くなる場合もあるので、タイヤの大きさや本体の横幅などが、あまり小さすぎるものには操作に注意が必要。 |
| インポートベビーカー |
| 海外セレブが使っているベビーカーを使いたい!という要望にこたえて、安全性もファッション性も高いインポートのベビーカーが多く登場している。 国内ベビーカーのようにA型、B型という明確な定義がないので、十分機能を理解した上で選ぶことが必要。 インポートのベビーカーは、バギータイプのものも多いが、頑丈で安定した構造のバギーなので安心して使うことができる。 |
| 二人乗りベビーカー |
| 双子の赤ちゃんだけでなく、年齢の近い兄妹がいっしょに外出するときに便利なのが二人乗りのベビーカー。 縦型二人用と横型二人用がある。 縦型は横幅も一人乗りと変わらないので移動には便利だが、前部分の席はリクライニングができないので、年子の兄妹用などにおすすめ。 |
| バギー |
| B型よりも、さらにコンパクトなタイプのベビーカー。 傘のように小さく折りたためる「アンブレラストローラー」もある。 持ち運びや収納が便利なので、車に積んでおいたり、3台目のベビーカーとして購入するケースもよく見られる。 価格も手ごろなものが多いため、赤ちゃんの乗り心地が良いものを見極めよう。 |
| 3輪バギー |
| ベビーカーの走行性を重視して作られているのが3輪ベビーカー。 カラーもデザインもさまざまで、ママはもちろんパパが使うために購入するケースも多い。 快適な走行のために、大きいタイヤで作られているため、折りたたんでもサイズが大きく、ある程度広い収納スペースが必要になる。 また、小回りもききにくい場合もある。 |
| ベビーカー小物 |
| ベビーカーの後ろに取り付けて、上の子も一緒に移動するための「バギーボード」やレインカバー、日よけ、蚊よけ、荷物かけなど、便利小物があると赤ちゃんとのおでかけがより楽しく。 |
| トラベルシステム |
| 乳児用チャイルドシートとベビーカーを組み合わせられる商品で、おうちではロッキングチェアとして、車ではチャイルドシートとして、外ではベビーカーとして使える優れもの。 新生児から両対面のベビーカーとして使えるのもポイント。車での移動が多いママパパにぴったり。 おうちから車、ベビーカーへと赤ちゃんをチェアに寝かせたまま、起こさずに移動できるのも便利。 |
| ベビーカー用トイ |
| おでかけ先で赤ちゃんが飽きないためのおもちゃや、ぐずってしまったときに泣き止ませるためのグッズなど、おでかけトイで、赤ちゃんもママも楽しくなる。 |